記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「ハードシードル」が店頭から姿を消し、「なぜ終売になったの？」と疑問に感じている人は多いはずです。
長く愛された人気商品だけに、突然の販売終了はショックですよね。
ということで、
ハードシードルの終売はなぜ？代わりの商品も知りたい！
と題して、終売の背景として考えられる理由をわかりやすくまとめ、さらに代わりに楽しめるおすすめのシードル商品も紹介します。
ハードシードルの終売はなぜ？
キリンビバレッジ様が湘南のスポンサーなので、キリンのお酒にしてみたよ。りんごのお酒、ハードシードル。青りんごだから湘南カラーにピッタリ🍏 #bellmare pic.twitter.com/fS12FoPkhP
— ろくろーべる (@greenblue6960) April 7, 2018
キリンの「ハードシードル」は、2023年に出荷終了（事実上の終売）となったようです。
公式には大々的な終売発表はなかったものの、ハードシードルは同社の「出荷終了品一覧」に掲載されており、2023年春〜夏ごろを最後に製造・出荷が実質停止されたと、多くの流通および小売情報が報告しています。
なぜ終売になったのか――その背景には、いくつかの要因が重なっていたようです！
まず、アルコール飲料全体をとりまく消費者ニーズの変化があります。
近年は健康志向の高まりから、低アルコールやノンアルコール飲料が注目され、アルコール飲料の選択が多様化しています。
こうした流れが、シードルを含むRTD・果実酒市場に対して追い風にもなる一方で、“ハードシードル”のような商品には必ずしも追い風だけではなかったようです。
また、日本国内におけるシードル全体の市場規模自体が小さく、普及率が高いとは言えない状況も、ハードシードルにとって重荷だったと考えられます。
実際、ある地域の醸造所関係者によると、国内アルコール市場におけるシードルの占める割合はごくわずか、という指摘があります。
シードルは、ワインやビールと比べると歴史も浅く、消費者の定番となるにはハードルが高かったようです。
さらに、RTD飲料の分野では競争が激しく、主力ブランドの定番商品（たとえばRTDカテゴリーの中で支持の高い商品群）への注力が進むなかで、ハードシードルのようなニッチな商品は、流通上も扱いづらさがあった可能性があります！
市場分析レポートでも、日本のシードル市場はニッチカテゴリであるとされており、シェアは小さいながらも限定的に成長している、という評価が示されています。
こうした背景から、キリンはハードシードルの生産および出荷を終了し、商品ラインナップの整理を進めた――というのが、終売までの流れのようです！
ただし重要なのは、「ハードシードルが終売＝シードル全体が終わった」「日本でシードル文化が消えた」というわけではない、という点です！
近年では、国産リンゴを使った地域醸造の“クラフトシードル”に取り組む動きが複数報じられており、シードルというカテゴリ自体はむしろ“見直し”の機運があるとされています。
つまり、ハードシードルの終売は、単に「売れなかったから」ではなく、消費者ニーズの変化、RTD市場の競争、そしてキリンのブランド構成の見直しといった複数の条件が重なった結果――という見方が、現時点で最も妥当といえそうです！
ハードシードルの代わりの商品はない？
昨日の戦利品③
— てっちゃん@セーザル・ロドリゲス (@cesar8rodrigues) September 5, 2023
御徒町の多慶屋さんにて@takeya_co_jp
久しぶりにシードルをキメたくて、ちょうどお買い得品だったキリンのハードシードルを2本ほどお買い上げ
まさかの99円にケース購入もやぶさかでもないと、少し悩んだ案件 pic.twitter.com/V56yfjfaRP
ハードシードルが終売になって、「あの味や雰囲気に近いお酒を探している」という人は確かに多いと思います！
そんな中、代わりの選択肢として注目されているのが、ニッカ弘前 生シードルです。
このシードルは、日本のりんごを100％使い、果汁を丸ごと搾って発酵させる“生シードル”方式を採用しています！
そのため、りんご本来のみずみずしい香りと、自然な果実味を楽しみやすいのが特徴です。
たとえば「紅玉リンゴ」を使ったバージョンでは、酸味が効いた爽やかな香りとやさしい甘酸っぱさが味の特徴となっており、アルコール度数は3％と軽めです！
このほか、品種や味わいの違うバリエーション（やや甘口〜辛口まで）があり、好みや飲みたい気分に応じて選べます。
容量も 200 ml や 500 ml ボトル、さらに 720 ml の大瓶まで展開されていて、「ひとりでちょっと」「みんなでシェア」など、いろんな場面で手に取りやすくなっています！
また、輸入シードルとして、Strongbow（ストロングボウ）も以前日本で流通していた代表的な選択肢として知られていました。
ストロングボウは世界で最も販売量の多いシードルブランドで、海外ではシードル文化をけん引する存在です！
日本向けに紹介されていたフレーバーには「ゴールドアップル」「ダークフルーツ」があり、それぞれ「りんごをブレンドしたすっきり系」「カシスなど果実味を加えたやや甘め」の味わいが特徴とされてきました。
ただし、ストロングボウのアルコール度数は公式情報で「4％以上5％未満」となっており、“ちょうど5％”とは限りません！
また、最近は日本国内での流通状況が安定していないようで、「常時店頭にあるわけではない」「入手しづらい」といった声もあります。
まとめ
・ハードシードルは2023年に出荷終了となり、公式発表はなく事実上の終売となった
・終売の背景には、健康志向による低アルコール需要の増加、シードル市場の規模の小ささ、RTD市場での競争激化など複数の要因がある
・ハードシードルの終売は、シードル文化そのものの衰退を意味するものではなく、クラフトシードルなど国内のシードル市場は依然活発
・代替品として注目されるのが「ニッカ弘前 生シードル」で、国産リンゴ100％使用・アルコール度数3％前後で軽く飲みやすい
・輸入シードルのStrongbowも選択肢として挙げられるが、アルコール度数は4〜5％で流通状況が不安定なため購入時は確認が必要
今回は、ハードシードルの終売などについてお届けしました。
ハードシードルがなくなっても、まだまだ楽しめるシードルはたくさんあります！
お気に入りの一本を見つけて、ぜひ自分のスタイルでシードルを楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
